診療項目

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛

痛みをともなった皮疹が左右どちらかに帯状に出ることからこの名前がつきました。痛みを伴うところからお分かりのとおり、皮膚だけの病気ではなく神経の病気です。
痛んでいる皮膚の部分に原因があるわけではなく、痛みの刺激が脊髄に流れ続けることで、脊髄や脳に変化が起こって感じる痛みなので、頭痛や腰痛でよく使われる消炎鎮痛薬は効きません。
皮膚科や内科や神経内科での治療とともに、ペインクリニックでの治療になります。

治療は神経ブロックを行いますが、同時に鎮痛効果を期待して、抗うつ薬や抗不安薬を使います。しかし、薬はそれほど劇的に効くわけではなく、十分な量を使うと副作用を心配しなければならないので、高齢の方の治療は特に難しくなります。また、発症してから6ヶ月以上経ったものは帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、たいへん治りにくく、通常4ヶ月以上もかかることが珍しくありません。

痛みはほおっておくと神経痛となり非常に治りにくくなりますので、はやめにペインクリニックを受診されることをお勧めします。治療は、抗ウイルス剤の点滴治療、各種ブロックおよび内服薬による痛みをとる治療となります。

痛みは我慢してはいけません

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